どっちがお得?1.5tトラックvs軽トラ・2tトラックの維持費とコスパを完全比較
運送業や建設業、あるいは個人でのDIYや引越しなど、荷物を運ぶための車両選びで迷うのが「1.5トントラック」「軽トラック」「2トントラック」の3選択です。
「大は小を兼ねるけれど維持費が心配」「軽トラだと何度も往復して効率が悪い」といった悩みに対し、どれが最もコストパフォーマンスに優れているのでしょうか。本記事では、税金、保険、高速料金、そして実用性の面から、これら3車種の「真のコスパ」を徹底比較します。
1. 維持費の比較:税金・保険・車検はどう違う?
維持費の安さで言えば、圧倒的に「軽トラック」が有利ですが、1.5トンと2トンの間にも意外な境界線があります。
自動車税(年額)
軽トラック: 約5,000円(軽貨物車)
1.5トントラック: 約8,000円〜11,500円(最大積載量による)
2トントラック: 約11,500円
1.5トンと2トンはどちらも「4ナンバー(小型貨物)」登録が主流なため、自動車税に大きな差はありません。普通乗用車(2.0Lクラスで約36,000円〜)と比較すると、どちらも税制面では非常に優遇されています。
車検の頻度と費用
軽トラック: 2年ごとに車検。重量税や自賠責も安く、維持費は最小限。
1.5t / 2tトラック: 毎年車検。
4ナンバー車は1年ごとに点検が必要です。1回あたりの費用は乗用車より安いものの、毎年受ける手間と代行手数料が発生する点がデメリットです。
2. 高速道路料金の「境界線」に注目!
ここが意外と知られていない**「1.5トントラック最大のメリット」**です。
軽トラック: 軽自動車等料金(最安)
1.5トントラック: 「普通車」料金
2トントラック: 仕様によって**「中型車」料金**
多くの2トントラック(特にロングボディやワイドボディ、1ナンバー車)は、高速道路では「中型車」としてカウントされ、料金が普通車の約1.2倍になります。一方、1.5トントラックは「普通車」区分に収まることが多いため、長距離移動を頻繁に行う場合は、2トン車よりも1.5トン車の方が通行料を大幅に節約できます。
3. 実用性とコスパのバランス
単に「安い」だけでなく、「稼げる・役立つ」という視点での比較です。
| 項目 | 軽トラック | 1.5tトラック | 2tトラック |
| 最大積載量 | 350kg | 約1,250〜1,500kg | 2,000kg〜 |
| 小回り | 最強(狭い路地OK) | 良好(ミニバン並み) | 普通(場所を選ぶ) |
| 運転免許 | 普通免許 | 取得時期により注意 | 準中型以上が必要 |
| 往復回数 | 多い | 少ない | 最小 |
軽トラ vs 1.5t
軽トラ4台分の荷物を1.5tトラック1台で運べる計算になります。人件費や燃料代、時間を考えると、ある程度の荷物量があるなら1.5tの方が圧倒的に「時間コスパ」が高いと言えます。
1.5t vs 2t
2トントラックは積載量こそ多いですが、車両価格が高く、さらに現行の「普通免許」では運転できないという大きな壁があります。1.5トンなら普通免許(3.5t未満限定)でカバーできるモデルが多く、誰でも運転できる柔軟性がビジネスの現場で重宝されます。
4. 燃費性能と燃料代
軽トラック: 15〜18km/L程度(ガソリン)
1.5t / 2tトラック: 10〜13km/L前後(ディーゼル車の場合)
トラックは「ディーゼルエンジン(軽油)」が主流です。ガソリンよりも単価が安い軽油を使用し、かつトルクが強いため、重い荷物を載せた状態での燃費悪化は軽トラよりも抑えられます。「荷物を載せて走る」前提なら、1.5t以上のディーゼル車は非常に経済的です。
5. 結論:あなたにとっての「お得」はどれ?
軽トラックが「お得」な人
近距離の移動がメイン。
とにかく維持費を1円でも安くしたい。
細い農道や住宅街の奥まで入り込む必要がある。
1.5トントラックが「お得」な人
最もバランス重視!
普通免許(現行制度)で従業員や家族に運転させたい。
高速道路を頻繁に使い、中型車料金を避けたい。
軽トラでは何度も往復が必要な量の荷物を運ぶ。
2トントラックが「お得」な人
毎日ガッツリ2トン以上の荷物を運ぶプロ仕様。
準中型免許以上のドライバーが確保できている。
高速料金よりも、一度に運べる「重量」を優先する。
まとめ:1.5tは「ちょうどいい」の決定版
総合的なコストパフォーマンスで見ると、1.5トントラックは**「軽トラの維持費の安さ」と「2トントラックの積載力」のいいとこ取り**をした車両です。
特に、高速料金が「普通車」区分であることや、多くのモデルが普通免許で対応できる点は、ビジネスにおける運用コストとリスクを最小限に抑えてくれます。あなたの用途が「たまに大量の荷物を運ぶ」あるいは「街中での配送」であれば、1.5トントラックが最も賢い選択となるでしょう。
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