1.5トントラックを徹底解説!普通免許で乗れる?維持費や積載量の活用術
「仕事で荷物を運びたいけれど、2トントラックだと大きすぎるし、軽トラでは物足りない…」そんな悩みを抱える方にぴったりなのが、**1.5トントラック(準小型トラック)**です。
1.5トントラックは、住宅街の細い道でもスイスイ走れるサイズ感でありながら、まとまった荷物を一度に運べる「ちょうど良さ」が最大の魅力です。しかし、いざ導入しようとすると「自分の免許で運転できるの?」「維持費はどれくらい?」といった疑問も出てくるはず。
本記事では、1.5トントラックの基礎知識から、免許制度の注意点、維持費を安く抑えるコツまで、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。
1.5トントラックの定義と積載量の目安
1.5トントラックは、一般的に「小型トラック(4ナンバー車)」のカテゴリーに分類されます。最大積載量が1.25トンから1.5トン前後の車両を指し、商用車として非常に汎用性が高いのが特徴です。
どのくらいの荷物が載るの?
「1.5トン」と言われてもピンとこないかもしれませんが、具体的な例を挙げるとイメージが湧きやすくなります。
引越し: 単身者~2人暮らし程度の家具・家電(冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ダンボール20箱程度)
物流: コンビニエンスストアへの配送や、ルート配送
建築・土木: 資材、道具、小規模な現場への砂利や土砂の運搬
軽トラックの最大積載量は350kgですので、1.5トントラックはその約4倍以上の荷物を一度に運べる計算になります。往復回数を減らせるため、時間と燃料代の節約に直結します。
【重要】運転免許の条件をチェック!
1.5トントラックを検討する上で最も注意が必要なのが「免許」です。道路交通法の改正により、免許を取得した時期によって運転できる範囲が異なります。
普通免許で運転できる?
結論から言うと、現在の免許制度では以下のようになっています。
2017年(平成29年)3月12日以降に取得した普通免許
車両総重量3.5トン未満、最大積載量2.0トン未満。
1.5トントラックの多くは、この条件に収まるため運転可能です。 ただし、架装(冷蔵庫やパワーゲートなど)によって車両総重量が3.5トンを超えると運転できないケースがあるため、車検証の確認が必須です。
2007年〜2017年の間に取得した免許(5トン限定準中型)
車両総重量5.0トン未満まで運転できるため、問題なく運転できます。
2007年(平成19年)6月1日以前に取得した免許(8トン限定中型)
全く問題ありません。
1.5トントラックは「普通免許で乗れる最大のトラック」というポジションにあるため、若手社員やパートスタッフに運転を任せやすいというメリットがあります。
1.5トントラックを導入するメリット・デメリット
メリットだけでなく、デメリットも把握しておくことで、後悔しない車両選びができます。
メリット
小回りが利く: 車幅が乗用車(ミニバン等)と大きく変わらないため、狭い路地やコインパーキングでも扱いやすいです。
維持費のバランスが良い: 2トントラックに比べて自動車税や保険料が安く抑えられる傾向にあります。
オートマ限定免許でもOK: 近年のモデルはAT(オートマ)車が主流となっており、運転のハードルが低いです。
デメリット
長距離輸送には不向き: キャビン(座席)がコンパクトなため、長時間の運転は疲れやすい側面があります。
過積載に注意: 1.5トンは「意外と載ってしまう」ため、ついつい荷物を積みすぎてしまいがちです。法律違反や故障の原因になるため、積載管理が重要です。
気になる維持費とコストパフォーマンス
ビジネスで利用する場合、コスト面は見逃せません。1.5トントラックは「4ナンバー(小型貨物車)」登録となることが多く、税制面で優遇されています。
1. 自動車税
普通乗用車に比べて、貨物車は自動車税が格安です。自家用か営業用かでも異なりますが、年間の固定費を大幅に下げることができます。
2. 車検
4ナンバー車は毎年車検となります。「毎年だと高いのでは?」と思われがちですが、1回あたりの重量税や自賠責保険料が安いため、2年おきの乗用車車検と比較しても、トータルコストでは貨物車の方が安くなるケースがほとんどです。
3. 高速道路料金
多くの1.5トントラックは「普通車」区分で走行可能です。2トン以上の大型になると「中型車」料金が適用されることがありますが、1.5トンなら乗用車と同じ感覚で高速道路を利用できる点も強みです。
1.5トントラックの主要メーカーと代表車種
国内の主要メーカーからは、信頼性の高いモデルが販売されています。
トヨタ:ダイナ / トヨエース
抜群の耐久性とリセールバリュー(売却価格)の高さが魅力です。
いすゞ:エルフ(1.5tクラス)
トラック界のベストセラー。ディーゼルエンジンの力強さに定評があります。
日野:デュトロ
「ヒノノニトン」でお馴染みですが、1.5トンクラスもラインナップされており、安全性能が非常に高いです。
三菱ふそう:キャンター
滑らかな走行性能とスタイリッシュなデザインが人気です。
これらの車種は中古車市場でも流通量が多く、用途に合わせたカスタマイズ済みの車両(平ボディ、アルミバン、冷蔵冷凍車など)を見つけやすいのが特徴です。
失敗しない選び方:3つのポイント
① 荷台の形状を決める
平ボディ: 屋根がなく、荷物の積み下ろしが自由。建築資材などに最適。
アルミバン: 箱型の荷室。雨風から荷物を守れるため、配送や引越しに。
保冷・冷蔵車: 食品輸送に必須。
② エンジン種類(ガソリン vs ディーゼル)
走行距離が長いなら「ディーゼル」: 燃料代(軽油)が安く、トルクがあるため重い荷物も楽に運べます。
街乗りメインなら「ガソリン」: 車両価格が安く、音も静かです。
③ 中古車選びは「整備記録」を重視
トラックは乗用車よりも過酷な環境で使われます。走行距離が10万kmを超えていても、適切にメンテナンスされていれば問題なく走れます。必ず定期点検記録簿がある車両を選びましょう。
まとめ:1.5トントラックは最強の「街乗り仕事車」
1.5トントラックは、機動力、積載量、維持費のすべてのバランスが取れた万能な車両です。特に「普通免許で運転できる」という点は、人手不足が懸念される現代において、大きなアドバンテージとなります。
「大きなトラックは怖いけれど、荷物はしっかり運びたい」という方は、ぜひ1.5トントラックを選択肢に入れてみてください。あなたのビジネスや暮らしを、より効率的で快適なものに変えてくれるはずです。
もし、具体的な車種選びやローン、保険のことで迷ったら、まずは信頼できる商用車専門店に相談してみるのが近道ですよ!