後悔する前にチェック!ハイラックスを「日常使い」する際の注意点と、後部座席・荷台の使い勝手レビュー
「トヨタのハイラックスに一目惚れしたけれど、普段使いで困ることはない?」「家族を乗せたり、買い物に行ったりするのに不便じゃないかな?」と、購入を前に足踏みしていませんか?
圧倒的な存在感とタフな走りが魅力のハイラックスですが、日本国内の道路事情や生活環境では、ピックアップトラック特有の個性に戸惑う場面も少なくありません。憧れだけで購入して後悔しないためには、リアルな使い勝手を知っておくことが不可欠です。
この記事では、ハイラックスを日常の足として使う際の注意点から、気になる後部座席の居住性、荷台の活用術まで、オーナー目線で徹底レビューします。
1. 日本の街中での「サイズ感」と取り回しの現実
ハイラックスを日常使いする上で、最初に直面するのがその圧倒的なボディサイズです。全長は約5.3m、全幅は1.8mを超えます。
駐車場の確保と難易度
一般的なコインパーキングやスーパーの駐車場では、白線ギリギリになることが珍しくありません。特に全長が長いため、通路に鼻先が飛び出してしまうこともあります。自宅の駐車場はもちろん、よく行く施設の駐車スペースに余裕があるか事前に確認が必要です。
最小回転半径の大きさ
ハイラックスは構造上、小回りが利きにくいのが特徴です。狭い路地での右左折や、Uターンが必要な場面では、何度も切り返しが必要になる場合があります。バックモニターやパノラミックビューモニターを駆使した運転に慣れることが、日常使いを快適にする鍵となります。
2. 後部座席は狭い?家族や友人を乗せる際の居住性
ピックアップトラックでありながら、ハイラックスは5人乗り。しかし、その居住性は一般的なSUVやミニバンとは異なります。
背もたれの角度と足元スペース
後部座席の背もたれは比較的立っており、長時間のドライブでは乗員が疲れを感じることもあります。ただし、現行モデルでは足元のスペースも一定確保されており、大人2人が座って移動する分には十分な広さがあります。
乗り降りのステップ
車高が高いため、小さなお子様や高齢の方の乗り降りには少し工夫が必要です。サイドステップを活用し、アシストグリップをしっかり掴んで昇降するスタイルが基本となります。ファミリーカーとしての導入を検討しているなら、試乗時に家族全員で乗り降りを体験してみることをおすすめします。
3. 荷台(デッキ)の使い勝手と「雨・防犯」対策
トラックの最大の魅力である荷台ですが、日常の買い物などで使う場合にはいくつか注意点があります。
剥き出しの荷台への対応
標準状態の荷台は屋根がないため、雨の日は荷物が濡れてしまいます。また、防犯面でも不安が残ります。
日常使いをメインにするなら、以下のカスタムが定番です。
ソフトトノカバー / ハードトノカバー: 荷台に蓋をすることで、雨風を防ぎ、盗難のリスクを大幅に下げます。
キャノピー(シェル): 荷台を完全に囲うことで、SUVのようなラゲッジスペースとして活用できます。
荷物の固定
荷台は非常に広いため、スーパーの袋などをそのまま置くと、走行中に中身が散乱してしまいます。カーゴネットやコンテナボックスを用意して、荷物が動かないように工夫するのが賢い使い方です。
4. 維持費と燃費、そして1ナンバーの付き合い方
日常使いにおいて、ランニングコストは無視できません。
ディーゼルエンジンの恩恵: ハイラックスは軽油を使用するため、燃料代を安く抑えることができます。低回転からトルクフルな走りは、信号待ちの多い街中でもストレスを感じさせません。
1ナンバーのメリット・デメリット: 毎年車検の手間はありますが、自動車税が安いという大きなメリットがあります。一方で、高速道路料金が中型車料金になるため、遠出が多い方はETC割引の活用などを検討しましょう。
5. まとめ:ハイラックスは「不便を楽しむ」最高の相棒
ハイラックスを日常使いするのは、決して「楽(らく)」なことばかりではありません。しかし、それを上回る所有感と、どんな道でも走破できるという安心感があります。
不便な点も、カスタムや工夫次第で解決できるのがトヨタのトラックの醍醐味です。キャンプやDIY、週末のレジャーを全力で楽しみたい。そんなアクティブなライフスタイルを持っている方にとって、ハイラックスは後悔のない、一生モノの相棒になるはずです。
まずは一度、ディーラーでその視点の高さと、意外なほどスムーズな加速を体感してみてください。
トヨタのトラック完全ガイド!ビジネスからレジャーまで失敗しない選び方と維持費のコツ