1トントラックを使いこなす!種類・免許・維持費から賢い活用術まで徹底解説
「大きな荷物を運びたいけれど、2トントラックだと大きすぎるし、軽トラだと積みきれない…」そんな悩みを抱えたことはありませんか?引越しやDIY、ビジネスの現場で非常に重宝するのが「1トントラック」です。
小回りが利くサイズ感でありながら、軽トラックの約3倍の積載量を誇るこの車両は、まさに「ちょうどいい」の代名詞。しかし、いざ使おうと思うと「普通免許で乗れるの?」「維持費はどれくらい?」といった疑問も湧いてきますよね。
この記事では、1トントラックの基礎知識から、選ぶ際のポイント、さらにはコストを抑えて賢く運用する方法まで、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。
1トントラックの魅力とは?軽トラや2トン車との違い
1トントラック(積載量1トンクラスの小型トラック)が多くのユーザーに選ばれる理由は、その「絶妙なサイズバランス」にあります。
小回りと積載量の両立
1トントラックの最大のメリットは、住宅街の細い路地や、高さ制限のある駐車場でも比較的スムーズに走行できる点です。軽自動車に近い感覚で運転できつつ、荷台には十分なスペースが確保されています。
軽トラックとの違い: 軽トラの最大積載量は350kgですが、1トントラックはその約3倍。冷蔵庫や洗濯機といった大型家電と、数箱の段ボールを一度に運ぶことが可能です。
2トントラックとの違い: 2トン車になると車幅や全長がぐっと大きくなり、運転に慣れが必要です。1トン車は乗用車(ミニバン等)に近い感覚で扱えるため、運転の心理的ハードルが低いのが特徴です。
知っておきたい1トントラックの種類と形状
「1トントラック」と一言で言っても、荷台の形状によって得意な作業が異なります。用途に合わせて最適なタイプを選びましょう。
平ボディ(ひらぼでぃ)
最も一般的な、荷台が露出しているタイプです。
メリット: 荷物の積み降ろしが自由自在。三方の「あおり(囲い)」を開ければ、横からも荷物を載せられます。背の高い植木や、特殊な形状の資材を運ぶのに最適です。
注意点: 雨天時は防水シート(トラックシート)を被せる必要があります。
バン・コンテナ車(箱車)
荷台がアルミ製の箱で覆われているタイプです。
メリット: 雨風から荷物を完全に守ることができ、施錠も可能なため防犯性に優れています。家具や精密機器、衣類の運搬に欠かせません。
注意点: 車高が高くなるため、トンネルやガード下、店舗の入り口などの高さ制限に注意が必要です。
ダブルキャブ
座席が2列あり、5〜6名が乗車できるタイプです。
メリット: 「作業員」と「道具・資材」を一台で同時に運べるため、工事現場や造園業で非常に人気があります。
注意点: 乗車スペースを確保している分、荷台の面積はシングルキャブ(1列シート)に比べて狭くなります。
運転免許の落とし穴!普通免許で乗れるのか?
1トントラックを運転する際、最も注意すべきなのが「運転免許の種類」です。道路交通法の改正により、免許を取得した時期によって運転できる範囲が異なります。
現行の普通免許: 車両総重量3.5トン未満、最大積載量2.0トン未満。
ほとんどの1トントラックは、現在の普通免許で運転可能です。
準中型免許: 5トン未満、あるいは7.5トン未満。
5トン限定準中型免許(2007年〜2017年に取得)や、8トン限定中型免許(2007年以前に取得)をお持ちであれば、余裕を持って運転できます。
購入やレンタルをする際は、車検証に記載されている「車両総重量」と「最大積載量」を必ず確認し、自分の免許証の条件と照らし合わせましょう。
1トントラックの維持費と経済性
ビジネスや趣味で所有を検討している場合、維持費(ランニングコスト)も重要なチェック項目です。
自動車税と車検
1トントラックは一般的に「4ナンバー(小型貨物車)」に分類されます。
自動車税: 乗用車に比べて安く設定されていることが多く、コスト削減につながります。
車検: 貨物車の場合、初年度以降は「1年ごと」の車検が必要です。乗用車の2年ごとと比較すると頻度は高いですが、その分、整備をこまめに行うため故障のリスクを減らせるという側面もあります。
燃費と燃料
最近の1トントラックは燃費性能が向上しています。ディーゼルエンジン車であれば、軽油を使用するため燃料代を安く抑えることが可能です。一方、ガソリンエンジン車は静粛性が高く、市街地での短距離走行に向いています。
失敗しない1トントラックの選び方:4つのポイント
中古車購入やリースを検討する際は、以下のポイントを意識してみてください。
1. ガソリン車かディーゼル車か
ディーゼル車: パワーがあり、長距離走行や重い荷物を運ぶのに適しています。
ガソリン車: 振動が少なく静か。住宅街での早朝・夜間の作業が多い場合に適しています。
2. トランスミッション(AT/MT)
最近はAT(オートマ)のトラックも増えており、普段乗用車しか運転しない方でも安心です。重い荷物を載せて坂道を走る機会が多い場合は、パワーを制御しやすいMT(マニュアル)車が好まれることもあります。
3. 床面の高さ(高床・低床)
低床タイプ: 荷台の位置が低いため、手積み・手降ろしの負担が少なくなります。
高床タイプ: タイヤ径が大きく、荒れた路面や段差に強いのが特徴です。
4. オプション装備
バックカメラや衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備が付いている車両を選ぶと、事故のリスクを大幅に減らすことができます。
1トントラックを賢く活用する具体例
セルフ引越しで節約
単身〜二人暮らし程度の引越しであれば、1トントラックをレンタルして自分で運ぶことで、引越し業者に依頼するよりも費用を大幅に抑えることができます。ゲート付き(パワーゲート)の車両を借りれば、重い冷蔵庫も力を使わずに積み込めます。
DIY・造園・副業
ホームセンターで購入した木材や大量の砂利、レンガなどを運ぶ際、自家用車では汚れや傷が気になりますが、トラックなら気兼ねなく積載できます。また、週末の配送業務や不用品回収などの副業用としても、1トン車は初期投資を抑えつつ始められる優秀なツールです。
まとめ:1トントラックはライフスタイルを広げるパートナー
1トントラックは、プロの現場だけでなく、私たちの日常生活においても非常に頼もしい存在です。
扱いやすいサイズ感
普通免許で運転可能(※車両による)
高い積載効率
これらのメリットを最大限に活かすことで、運搬の悩みは一気に解決します。購入、リース、レンタルなど、自分に合ったスタイルで1トントラックを取り入れてみてはいかがでしょうか。
トラック選びの際は、今回ご紹介した「用途」「免許」「形状」の3点を軸に比較検討してみてください。あなたにぴったりの一台が見つかることを願っています。
次のステップとして、具体的な車両の寸法確認や、お住まいの地域でのレンタル料金の相場を調べてみるのはいかがでしょうか。