北海道でカニを食べるならどこ?おすすめスポットと旬の時期を徹底解説
北海道旅行の最大の楽しみといえば、やはり新鮮な「カニ」ですよね。しかし、北海道は広く、地域や時期によって食べられるカニの種類や、最も美味しく味わえる場所が異なります。
この記事では、北海道で最高のカニを味わうためのエリア選びから、旬の時期、そして失敗しないお店選びのコツまで、詳しくご紹介します。
北海道で味わえる「四大カニ」と旬の時期
北海道で主に食べられているカニは4種類あります。それぞれ旬の時期が異なるため、訪れるシーズンに合わせて選ぶのがポイントです。
1. タラバガニ(カニの王様)
圧倒的な大きさと、食べ応えのある太い足が特徴です。
旬の時期: 4月〜5月(流氷が去った後)と、11月〜2月の冬場。
特徴: 濃厚な身の甘みをダイレクトに味わえる「焼き」や「蒸し」がおすすめです。
2. ズワイガニ(カニの女王)
繊細で甘みが強く、上品な味わいが魅力です。
旬の時期: 4月〜6月頃。
特徴: 刺身やカニしゃぶで、とろけるような食感を楽しむのが通の食べ方です。
3. 毛ガニ
小ぶりですが、身がぎっしり詰まっており、何より「カニ味噌」の濃厚さは随一です。
旬の時期: 北海道のどこかしらで通年獲れますが、特に冬から春にかけてのオホーツク海産が有名です。
特徴: 茹でたてをそのまま、味噌と身を和えて食べるのが最高のご馳走です。
4. 花咲ガニ
根室近海でしか獲れない希少なカニで、トゲトゲした殻が特徴です。
旬の時期: 7月〜9月の夏限定。
特徴: エビに近いような独特の濃厚なコクがあり、鉄砲汁(味噌汁)にすると絶品です。
カニを食べるならここ!おすすめエリアと楽しみ方
北海道内でおいしいカニに出会える主要なスポットをご紹介します。
札幌エリア(二条市場・場外市場)
観光の合間に立ち寄りやすく、活気あふれる市場でカニを堪能できます。
楽しみ方: 市場で購入したカニをその場で調理してもらい、食堂で食べるスタイルが人気です。札幌市内にはカニ料理専門店も多く、高級感のあるコース料理も楽しめます。
函館エリア(函館朝市)
「イカ」で有名な函館ですが、カニの品揃えも抜群です。
楽しみ方: 早朝の活気ある市場で、カニの足を1本から焼いてくれる屋台などを食べ歩くのも楽しみの一つです。
釧路・根室エリア(和商市場など)
道東エリアは、花咲ガニをはじめとする新鮮なカニの宝庫です。
楽しみ方: 根室では夏場に獲れたての花咲ガニを味わえます。釧路の和商市場では、好きな具材を乗せる「勝手丼」に豪華にカニを盛り付けるのも贅沢です。
稚内・紋別エリア
オホーツク海に面したこのエリアは、タラバガニや毛ガニの聖地です。
楽しみ方: 流氷明けの「流氷明け毛ガニ」は、プランクトンをたっぷり食べて育っているため、身の入りが別格と言われています。
失敗しないカニ選び・お店選びのコツ
せっかくの北海道、後悔しないために以下の3点をチェックしましょう。
「活(かつ)」か「ボイル」か:
生簀(いけす)から揚げたての「活カニ」は鮮度抜群。一方、プロが絶妙な塩加減で茹で上げた「ボイル済み」のカニは、旨味が凝縮されていて安定した美味しさがあります。
重さをチェック:
見た目の大きさよりも、持った時の「ずっしり感」が重要です。身が詰まっているカニほど重みがあります。
専門店や市場の食堂を狙う:
カニをメインに扱う専門店や、回転率の良い大きな市場の食堂は、常に新鮮なカニを仕入れているため安心です。
まとめ
北海道でカニを食べるなら、春から初夏にかけては**「オホーツク海側の毛ガニやズワイガニ」、夏は「根室の花咲ガニ」、冬は「タラバガニ」**を狙うのが、最も賢く美味しい選択です。
旅のスケジュールに合わせて、その時期一番の旬を迎える地域を訪れてみてください。豪快に足を頬張り、濃厚な味噌を味わう体験は、きっと北海道旅行の最高の思い出になるはずです。