車を売る前にしておくべき内装クリーニング!査定額アップの秘訣
「愛車を少しでも高く売りたい!」そう考えている方は多いのではないでしょうか。車の査定額は、走行距離や年式、修復歴の有無だけでなく、内装の状態も大きく影響します。
タバコの臭いやペットの毛、シートの汚れなど、些細なことでも査定士にマイナスな印象を与え、結果的に査定額が下がってしまうことがあります。
この記事では、車を売る前に自分でできる内装クリーニングのポイントを、査定士の視点を交えながら詳しく解説します。
なぜ内装クリーニングが重要なのか?
車の査定は、査定士が実際に車を見て行う「現物査定」が基本です。その際、第一印象は非常に重要です。
清潔感:内装がきれいな車は、所有者が車を大切に扱ってきたという印象を与え、車の状態が良いと判断されやすくなります。
臭い:タバコやペット、芳香剤などの強い臭いは、消すのが難しいため、査定額に大きく影響します。
再販価値:中古車として再販する際、内装がきれいであれば、クリーニング費用が抑えられ、次のオーナーも見つけやすくなります。
これらの理由から、内装クリーニングは査定額アップに直結する重要なステップと言えます。
自分でできる内装クリーニングのチェックリスト
専門のクリーニング業者に依頼するのも良いですが、まずは自分でできる範囲で徹底的にきれいにしてみましょう。
1. 車内のゴミ・私物をすべて出す
車内のフロアマット、シートの下、ドリンクホルダー、収納スペースなど、隅々までチェックし、ゴミや私物をすべて出しましょう。
忘れ物がないように、ダッシュボードやグローブボックスの中も確認してください。
2. 掃除機でホコリやゴミを除去
まずはフロアマットを外に出し、ホコリを叩き落とします。
車内全体に掃除機をかけます。特に、シートの隙間や足元のカーペット、エアコンの吹き出し口など、ホコリが溜まりやすい場所は念入りに吸い取りましょう。
家庭用の掃除機よりも、先端が細いアタッチメントが付いた車用の掃除機がおすすめです。
3. シートや内張りの汚れを拭き取る
布製シートの場合:専用のクリーナーを使い、シートのシミや汚れを拭き取ります。濡らしすぎるとカビの原因になるため、固く絞ったタオルやマイクロファイバークロスを使うのがポイントです。
革製シートの場合:専用のレザークリーナーや保護クリームを使って、優しく拭き上げます。革はデリケートなので、強く擦らないように注意しましょう。
内張りの汚れも同様に、専用のクリーナーや水拭きで丁寧に拭き取ります。
4. 窓ガラスを拭く
ガラスクリーナーを使い、窓の内側を拭きます。内側は手垢やタバコのヤニで汚れやすいので、入念に拭き取りましょう。
窓がピカピカになると、車内全体が明るく清潔に見えます。
5. 消臭対策を行う
車内の強い臭いは、査定士が最も気にするポイントの一つです。
市販の消臭スプレーを使用するだけでなく、数日間窓を開けて換気したり、シートの下に重曹を撒いて一晩放置したりするのも効果的です。
ただし、芳香剤などの強い香りでごまかすのは逆効果になることがあるので避けましょう。
6. フロアマットを洗う
取り外したフロアマットは、可能であれば水洗いして天日干しをします。
泥汚れや砂をしっかり落とすことで、車内全体がより清潔に見えます。
まとめ:第一印象が査定額を左右する
車を売る前に、時間をかけて内装をきれいにすることは、決して無駄なことではありません。細かな部分まで気を配ることで、査定士に「この車は大切に乗られていた」という良い印象を与え、それが結果的に数万円単位の査定額アップにつながることもあります。
完璧な仕上がりでなくても大丈夫です。できる範囲で丁寧にクリーニングを行い、愛車を最高の状態で送り出してあげましょう。