災害に遭った車は売れない?水没車や被災車でも売却できる驚きの事実
「台風で車が水没してしまった…」
「地震で物が落ちてきて、車が傷だらけに…」
自然災害は、私たちに大きな被害をもたらします。もし大切にしていた車が災害に遭ってしまったら、どうすればいいのでしょうか。「もう廃車にするしかない」「お金を払って処分するしかない」と思っていませんか?
実は、災害に遭った車でも、売却できる可能性は十分にあります。
この記事では、水没車や被災車がなぜ売れるのか、そして少しでも高く売るための方法を、わかりやすく解説します。
災害に遭った車でも売却できる2つの理由
一見、価値がなさそうに思える被災車が、なぜ買い取ってもらえるのでしょうか。そこには、一般的な中古車とは違う、特別な需要があるからです。
1. 部品としての価値があるから
車は、数万点もの部品の集合体です。たとえ車全体が動かなくなってしまっても、まだまだ使える部品がたくさん残っています。例えば、
浸水していない上部のパーツ(ルーフ、サンルーフ、ライト類など)
エンジンやミッションが無事な場合
外装の傷が少ない場合(部品取りとして)
これらの部品は、中古部品市場や海外での修理用として大きな需要があります。専門の買取業者は、一台の車から使える部品を見極め、それぞれの価値を査定してくれます。
2. 海外での再利用ルートがあるから
日本の車は、その高い耐久性と信頼性から、海外で非常に人気があります。特に、発展途上国では、多少の修復歴があっても、安価で信頼性の高い日本の車を求める声が絶えません。
専門の買取業者は、海外に独自の販売ネットワークを持っていることが多く、日本では価値が見出されにくい災害車でも、海外の市場で再販するルートを確保しています。これが、被災車でも買い取りが可能となる大きな理由です。
水没車や被災車を高く売るためのポイント
「どうせ安くなるんでしょ…」と諦めるのはまだ早いです。少しでも高く売るために、売却前に試してほしいことをご紹介します。
ポイント1. まずは専門業者に相談する
災害車は、一般的な中古車販売店やディーラーでは、まともに査定してもらえないことがほとんどです。
【重要なこと】
事故車や災害車を専門に扱っている買取業者に相談する
複数の業者に査定を依頼する(一括査定がおすすめ)
専門業者であれば、車の状態を正しく評価し、適正な価格を提示してくれます。
ポイント2. 無理に修理しない
「少しでも直した方が高く売れるかも…」と考えて、自分で修理したり、業者に修理を依頼したりするのはやめましょう。
修理費用の方が高くつく:修理にかかる費用が、売却額を上回ってしまうことがほとんどです。
自分で下手に触らない:特に水没車の場合、通電させたりエンジンをかけようとすると、ショートして状態が悪化する可能性があります。
災害に遭った車は、そのままの状態で査定に出すのが鉄則です。
ポイント3. 損害の状況を正確に伝える
査定を依頼する際は、車の状態を正直に伝えましょう。
水没した場合は、どこまで浸水したか
衝突の場合は、どの部分が損傷したか
内装の状態(カビや異臭など)
これらの情報を事前に伝えることで、スムーズな査定ができます。
まとめ:諦める前に、まず一歩を踏み出そう
災害に遭ってしまった車は、廃車にする前に、まず専門の買取業者に相談してみましょう。
部品としての価値がある
海外での再利用ルートがある
無理に修理せず、そのままの状態で査定に出す
この3つのポイントを押さえておけば、もしかしたら、廃車費用を払うどころか、臨時収入を得られるかもしれません。困ったときこそ、専門家の力を借りて、賢く行動することが大切です。