トレーラーヘッドの売却で気を付ける点|高く売るためのチェックリスト
トレーラーヘッドは新車価格も高額で、法人・個人を問わず「できるだけ高く、安心して売却したい」と考える方が多い車両です。ところが、乗用車の売却と違い、特殊車両であるトレーラーヘッドには独自の注意点があります。この記事では、トレーラーヘッドを売却するときに気を付けるべきポイントを分かりやすく解説します。
1. 売却前の基本チェック
車検・整備記録の確認
-
車検が残っている車両は査定額が上がる傾向あり。
-
定期点検記録簿や整備履歴があると「管理が行き届いている」と評価されやすい。
走行距離・稼働状況
-
トラック・トレーラーヘッドは走行距離よりも「エンジン・ミッションの状態」が重要。
-
長距離輸送中心か、近距離中心かも査定に影響。
2. 名義・書類関係の注意点
所有者が法人か個人か
-
法人名義の場合、登記簿謄本・委任状などが必要。
-
リース中・ローン残債ありの場合は、売却前に精算の確認が必須。
必要書類
-
車検証
-
自賠責保険証明書
-
リサイクル券
-
印鑑証明書
-
委任状・譲渡証明書
3. 査定で差が出るポイント
-
外装の凹み・錆びの修理有無
大型車は多少のキズは許容されますが、錆びや凹みは大幅減額に。 -
タイヤの残溝
交換費用が高いため、溝が残っているとプラス評価。 -
エンジン・クラッチの状態
メンテナンスを怠っていると査定額が下がる。
4. 売却先の選び方
一般的なディーラー下取り
-
手続きは簡単だが、買取額は低め。
トラック専門買取業者
-
トレーラーヘッドに詳しく、国内外への販路があるため高価買取が期待できる。
-
海外需要が高い車種(いすゞ、日野、UD、三菱ふそうなど)は特に有利。
オークション利用
-
相場に応じた落札価格になるが、落札手数料や引き渡し条件に注意。
5. 売却時に注意すべきリスク
-
契約後のキャンセル料:業者によっては高額請求される場合がある。
-
査定額の減額トラブル:引き取り時に「不具合があった」と減額されるケース。
-
未払い金の精算漏れ:ローン残債や税金が未精算だと売却できない。
6. 高く売るための工夫
-
洗車・簡易清掃で「第一印象」を良くする。
-
複数業者に査定依頼し、相見積もりを取る。
-
需要期(年度末・決算期・建設需要が高まる時期)に売却すると有利。
まとめ
トレーラーヘッドを売却するときは、書類関係の準備、車両状態のチェック、業者選びが大きなポイントです。特に専門業者や輸出販路を持つ買取会社を選ぶことで、数十万円単位で買取額が変わることもあります。
「少しでも高く、安全に売却したい」という方は、事前準備と複数業者比較を徹底することが成功の鍵です。