知ってた？車のボディカラーで買取価格はこんなに変わる！

車の買い替えを検討する際、「少しでも高く売りたい」と考えるのは当然ですよね。実は、車の買取価格は年式や走行距離だけでなく、ボディカラーによっても大きく変動するんです。

「なぜ色でそんなに変わるの？」と思うかもしれませんが、そこには車の需要と供給に関わる深い理由があります。今回は、車のボディカラーが買取相場にどう影響するのか、そして少しでも高く売るための秘訣を徹底解説します。

1. 買取価格が高くなる人気のボディカラーとは？

中古車市場では、特定のボディカラーが圧倒的な人気を誇ります。これらの色は、車種や年式を問わず需要が高く、再販しやすいことから、買取価格が安定して高くなる傾向にあります。

ホワイト系（パールホワイト、ホワイト）
最も人気の高いカラーです。清潔感があり、どんな車種でも飽きが来ないため、中古車市場での需要が非常に高いのが特徴です。特に、光沢のあるパールホワイトは、高級感があるためさらに高値がつきやすい傾向にあります。
ブラック系（ブラック、ブラックマイカ）
ホワイトに次ぐ人気カラーです。高級感や重厚感があり、幅広い層から支持されています。ただし、汚れや傷が目立ちやすいというデメリットもあります。
グレー系（シルバー、グレーメタリック）
汚れや傷が目立ちにくく、手入れがしやすいことから実用性を重視する層に人気です。ホワイトやブラックほどではありませんが、安定した需要があるため、買取価格も比較的高い水準を保ちます。

一方、一般的に需要が少ないとされるボディカラーは、買取価格が下がりやすい傾向にあります。

ビビッド系・派手なカラー（レッド、イエロー、グリーン）
個性的で目を引きますが、好みが分かれやすいため、再販しにくいのがデメリットです。特に、車種によっては買取価格が大幅に下がることがあります。
ブルー系
一口にブルーと言っても、メタリック系や淡い水色など様々ですが、全体としてホワイトやブラックに比べて需要が少ない傾向にあります。

買取価格に差が出る主な理由は、「再販のしやすさ」にあります。

市場の需要と供給: 人気のある色は、中古車として販売した際にすぐに買い手が見つかりやすいため、買取業者は在庫リスクを抑えることができます。そのため、多少高く買い取っても、すぐに利益を出せる見込みがあるのです。
流行と定番: ファッションと同じで、車のボディカラーにも流行があります。しかし、ホワイトやブラック、シルバーは流行に左右されにくい「定番色」であり、いつの時代も安定した需要が見込めます。
手入れのしやすさ: シルバーやグレーは、小さな傷や汚れが目立ちにくく、日々の手入れが楽というメリットがあります。これは、中古車を購入する消費者にとって大きな魅力となり、結果的に買取価格にも良い影響を与えます。

ボディカラーは変えられませんが、査定額を上げるためにできることは他にもあります。

車内外の掃除: 査定前には、内外装をきれいに掃除しておきましょう。特に、室内のニオイや汚れは、査定士に「大切に乗られていた車」という良い印象を与えます。
純正パーツの保管: 社外品のパーツに交換している場合でも、純正パーツを保管しておくと査定額アップにつながることがあります。
メンテナンス記録: 定期的な点検や整備の記録が残っていると、車の状態が良好であることを証明でき、査定士の信頼を得られます。

車のボディカラーは、あなたの個性を表現する大切な要素ですが、売却時にはその色が査定額に大きく影響することを覚えておきましょう。特に、ホワイト、ブラック、シルバーは、中古車市場での需要が高く、買取価格も安定している「王道カラー」と言えます。

もし、今乗っている車の色がマイナーな色だとしても、日々の手入れやメンテナンスをしっかり行い、複数の業者に査定を依頼することで、納得のいく価格で売却できる可能性は十分にあります。あなたの愛車を少しでも高く売るために、今日からできることを始めてみませんか。