トラックを海外に売る際の注意点 ― 高く売るために押さえるポイント
国内で使わなくなったトラックを売却する際、海外輸出という選択肢は高く売れる可能性があり非常に魅力的です。しかし、国内での一般的な買取とは異なり、輸出取引ならではのリスクや手続きがあるため、注意点を理解しておくことが重要です。ここでは、トラックを海外に売る際の具体的な注意点を整理しました。
1. 信頼できる輸出業者を選ぶこと
海外取引は現地の需要やルートを持っていないとスムーズに進みません。輸出に実績がある業者なら、
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現地バイヤーとのネットワーク
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輸送や通関の知識
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書類手続きの代行
が整っているため安心です。無名の業者や個人ブローカーに依頼すると、入金トラブルや書類不備による輸出不可のリスクが高まります。
2. 必要書類の確認と準備
海外にトラックを売却する際には、以下の書類が必要です。
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車検証
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譲渡証明書
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抹消登録証明書(輸出抹消登録が基本)
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委任状(業者に代行してもらう場合)
書類に不備があると船積みできず、輸出が遅れる可能性があります。
3. 売却先の国ごとの規制を理解する
輸出先の国によっては、年式制限や排ガス規制が設けられています。
例:
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ケニア → 8年以内の中古車でないと輸入できない
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フィリピン → 特定の車種に輸入制限あり
規制を知らずに売却すると、せっかくのトラックが輸入不可になり、損失につながります。
4. 海外輸送コストを考慮する
船積み費用・港湾手数料・通関費用など、輸送関連コストが発生します。売却価格が高くても、輸送費を差し引くと国内相場と変わらない場合もあるため注意が必要です。
5. 不動車・事故車の扱い
海外では修理して再利用されるケースが多いため、日本では値がつきにくいトラックでも売れる可能性があります。ただし、現地での修理コストや輸送の可否を考慮し、査定時に正直に状態を伝えることが大切です。
6. 支払い方法・入金リスク
海外バイヤーと直接取引する場合、入金遅延や未払いのリスクがあります。確実に売却益を得たいなら、輸出代行業者や買取専門業者を通す方が安全です。
まとめ
トラックを海外に売る際は、
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信頼できる輸出業者の選定
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書類の準備
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輸出先国の規制確認
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輸送コストの把握
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支払いリスク対策
これらを押さえておくことで、安心して高く売却できます。
不要なトラックをより有利な条件で手放したいなら、国内相場と海外相場の両方を提示できる業者に依頼するのがおすすめです。