車を売る時の消費税はどうなる?個人の場合と法人の場合を徹底解説!
大切に乗ってきた愛車、いよいよ手放す時が来ましたね。
新しい車への買い替えや、ライフスタイルの変化など、理由は様々だと思います。
「いざ車を売ろう!」と思った時、「あれ?消費税ってどうなるんだろう?」と疑問に感じたことはありませんか?
特に、普段の買い物では当たり前のように消費税を払っているので、売る時にも何か関係があるのか、気になりますよね。
結論から言うと、あなたが「個人」として車を売るのか、それとも「事業者」として売るのかによって、消費税の扱いは大きく変わります。
今回は、それぞれのケースに分けて、消費税の扱いをわかりやすく解説します!
大前提:消費税は「事業者」が支払うもの
まず、消費税の基本的なルールを頭に入れておきましょう。
消費税は、商品やサービスを販売する**「事業者」**が、その代金に上乗せして受け取り、国に納める税金です。
言い換えれば、私たちは事業者から商品を買う時に消費税を払いますが、事業者ではない「個人」が何かを売る場合には、基本的に消費税はかからない、ということです。
この基本原則が分かれば、車を売る時の消費税の扱いがスッキリと理解できますよ。
ケース1:あなたが「個人」として車を売る場合
趣味で乗っていた車や、通勤に使っていた車を売る場合、ほとんどの人がこのケースに該当します。
結論:個人が車を売る場合、消費税はかかりません。
これは、あなたが中古車買取業者に売却する場合でも、フリマアプリなどを通じて個人に売る場合でも同じです。
なぜなら、あなたは事業として車を売っているわけではないため、消費税の課税対象とならないからです。
「じゃあ、買取業者の査定額に消費税は含まれていないの?」と疑問に思うかもしれませんね。
買取業者が提示する査定額は、「あなたの車を買う価格」です。この価格の中に、あなたが納めるべき消費税は含まれていません。
ただし、買取業者が買い取った車を販売する際には、その業者が消費者に対して消費税を課税します。
つまり、消費税のやり取りは「業者間」や「業者と消費者間」で行われるものだと覚えておきましょう。
ケース2:あなたが「事業者」として車を売る場合
会社や個人事業主として、事業で使っていた車(業務用車両など)を売る場合は、このケースに該当します。
結論:事業者が車を売る場合、原則として消費税がかかります。
ただし、これには条件があります。
消費税を納める義務があるのは、原則として基準期間(通常は前々年度)の課税売上高が1,000万円を超える事業者です。
1,000万円以下の場合は「免税事業者」となり、消費税の納税義務はありません。
あなたが車を売る場合、以下のどちらのケースに該当するかを確認してみましょう。
課税事業者(売上1,000万円超):
売却する車の代金には消費税が含まれることになります。買取業者に売る場合、通常は消費税を含めた金額で取引されます。
免税事業者(売上1,000万円以下):
消費税の納税義務がないため、売却代金に消費税は含まれません。
自分の事業の売上状況を確認し、どちらに当てはまるかを把握しておくことが大切です。
まとめ
車を売る時の消費税について、おさらいしましょう。
個人が売る場合: 消費税はかかりません。
事業者が売る場合: 売上が1,000万円を超えていると、消費税がかかります。
ほとんどの人は「個人」として車を売るので、消費税について心配する必要はありません。
もしご自身が個人事業主で、事業で使っていた車を売却する予定がある場合は、ご自身の事業の売上を確認してみましょう。
消費税の扱いはシンプルですが、自分の状況を正しく把握しておくことが、スムーズな売却への第一歩となります。
安心して、愛車の売却を進めてくださいね!