車の下取り額を上げるための交渉術!損しないための3つの秘訣
「新しい車に買い替えたいけど、今の車、できるだけ高く売りたい!」
そう考える方は多いですよね。ディーラーでの下取りは手軽ですが、「もっと高く売れたんじゃないか…」と後悔することも少なくありません。
実は、ちょっとした交渉術を知っているだけで、下取り価格は大きく変わることがあります。今回は、ディーラーの下取りで損をしないための、とっておきの3つの秘訣をご紹介します。
秘訣1:愛車の「相場」を徹底的に調べる
交渉を成功させるには、まず「相手の土俵に乗らないこと」が大切です。ディーラーは、あなたの車がどれくらいの価値があるか知っていますが、あなたは知らないかもしれませんよね。
中古車サイトで相場をチェック:
まずは、中古車販売サイトで、あなたの車と同じ「車種」「年式」「走行距離」「グレード」の車両が、いくらで売られているかを確認しましょう。これが、あなたの車の市場価値の目安になります。
複数の中古車買取業者に査定を依頼:
ディーラーの下取りに出す前に、必ず複数の中古車買取業者に査定を依頼しましょう。同じ車でも、業者によって得意な車種や販売ルートが異なるため、査定額に数十万円の差が出ることも珍しくありません。この査定額が、ディーラーとの交渉で最も強力な武器になります。
秘訣2:希望額を先に言わない
これは交渉の基本中の基本です。ディーラーの営業担当者は、あなたの希望額を聞き出そうとします。
「ちなみに、この車はいくらくらいでお考えですか?」
この質問にすぐに答えてはいけません。先に希望額を伝えてしまうと、それ以上の金額は提示されにくくなります。
交渉の切り出し方:
「他社でも査定してもらっていますが、まずはお宅の下取り金額を提示していただけますか?」
「他社の査定額を参考にしたいので、先に金額をお聞かせください。」
と、まずはディーラーに金額を提示させましょう。
他社の査定額を武器にする:
ディーラーが下取り額を提示したら、すかさず「実は、中古車買取業者に査定してもらったら、○○万円という金額が出ました。なんとか、この金額に近づけていただくことはできますか?」と切り出します。
具体的な金額を提示することで、ディーラーは「このお客様は相場をよく知っているな」と認識し、より真剣な査定額を提示してくれる可能性が高まります。
秘訣3:車の状態を「プラスの言葉」でアピールする
査定時には、車のマイナス面(傷や凹みなど)だけでなく、プラス面を積極的にアピールすることが大切です。
「定期的なメンテナンス」のアピール:
「この車は、いつもディーラーでオイル交換や点検をしてもらっていたので、エンジンの調子は非常に良いです」と伝えましょう。点検記録簿があれば、さらに説得力が増します。
「大切に乗ってきた」アピール:
「屋根付きの駐車場に停めていたので、ボディの状態は良いと思います」「普段から丁寧に運転していました」といった言葉は、査定する側にも好印象を与えます。
「純正オプション」のアピール:
ナビやアルミホイール、エアロパーツなど、純正のオプション品を付けている場合は、必ずアピールしましょう。
まとめ:下取りは「売却」ではなく「交渉」!
ディーラーでの下取りは、単に車を渡すことではありません。あなたの車をできるだけ高く評価してもらうための「交渉の場」です。
愛車の相場を調べておくこと、先に希望額を言わないこと、そして車の良い面を積極的にアピールすること。この3つの秘訣を実践するだけで、あなたの下取り額はきっと大きくアップします。
ディーラーの営業担当者も人間です。知識と準備をもって誠実に交渉に臨めば、きっと納得のいく下取り価格を提示してくれるはずですよ!